幼なじみ通販大特集、毎日の暮らしに加えてみませんか
鎮西寿々歌
長江崚行
ー崚行sideー
「鎮西さん!鎮西さんって付き合ってる人いるの?」
「いーひんで!でも好きな人はおるよ!」
「「まじかよ〜」」
目の前で繰り広げられてるこの会話
そして、数多くの男子に告白されているのも
でも…好きなやつがいるって言うのは聞いたことがない
ハッキリ言うと
失恋決定
ずっと寿々歌が好きだった
寿々歌がオレのことを好きって言う自信はなかったけど寿々歌の男友達No.1の自信はあった
登下校も一緒
家も横
ご飯もしょっちゅう一緒に食べてる
でも、好きな人かいるとか聞いたことない
「崚行!崚行!聞いてる?帰ろ!!」
「うわっ!!!!!! お、おう」
寿々歌のことを考えてると本人登場
人の気も知らないで上目遣い
計算じゃないのが寿々歌のスゴイところ
「なんなん人がきてうわっ!って
ひどいわ〜」
「考え事してたらそらビックリするだろ
てか、寿々歌好きな人おってんな」
寿々歌は顔を赤くして
「もしかしてさっきの聞いてたん?
最悪!!崚行には知られたくなかった」
「なんで?」
「知られたら困るから!」
もう!人の話盗み聞きして〜
とか言ってても顔が赤いからそいつの事だいぶ好きなんだなーって思って悔しくなるだけ
寿々歌に愛されてるやつがいいな〜
とか
羨ましいな〜
とかじゃない。
ただ、
悔しい。なんでオレじゃないんだろうって
「あ!じゃあ、崚行また明日〜」
「て、おい!好きな人教えへんの?」
「ひーみーつぅーーー」
玄関の前で一人取り残されたオレの顔は多分
赤いんだろう
ー次の日ー
プルプルプル
朝早く誰かから電話がかかってきた
「はぁい…」
「あ!崚行?うち!今日朝用事あるから先行っといて〜じゃーな!!」
「っちょっ!まて!」
あいつ切るの早すぎだろ
用事ってなんやろ
まぁ、どうせ白坂の事とかやろーな
多分好きな人は関係してない…は、ず
学校についてボーッとしてると寿々歌と嘉惟人が2人で学校に来た
しかも寿々歌は顔が赤い
やっぱり、、か…
昨日の夜、寿々歌の好きな人の候補をあげみていた
その中で1番有力だったのが嘉惟人。
その予想が当たったみたいだ
悔しいことに嘉惟人は親友
どんな顔で会えばいいのかよく分からない
嘉惟人はオレが寿々歌のことが好きなのを知っている
だから…余計と
寿々歌が席につきチラッとオレの方を見た
そして近づいてきた
「崚行、顔コワイで!もしかして朝一緒にこれへんかったこと起こってる?」
不安そうに首を傾げる寿々歌
「別に。寿々歌の好きな人って嘉惟人だったんだな
まぁ、嘉惟人イイヤツだから
じゃーな。」
寿々歌はとても複雑そうな顔をしていた
そんな顔…やめてくれ
期待しちゃうやん
好きな人は嘉惟人じゃない!って言葉
絶対無いはずなのに
こんな寿々歌の顔を見るのが嫌になって廊下に出ようとした
「崚行待って!どこいくん?」
「どこでもいーやろ」
一瞬、寿々歌の顔が歪んだ
オレはこの顔を何回も見たことがある
寿々歌が泣きそうな時になる顔
十数年間ずっとオレが隣にいたから
嬉し涙も悔し涙も悲しい涙もすべて
誰よりも近くで見てきたから
そう思うと想いが溢れそうになり廊下に走っていった
しばらく走って階段までつくと
「崚行!!!うちの好きな人…嘉惟人やないで!!」
は?
一生懸命走ってきた顔で大声を出した寿々歌を見つめた
「うちの…うちの好きな人は崚行やから!」
頭が真っ白になった
でも、階段の一番上で顔を真っ赤にしてオレのことを好きだと言ってくれているのは間違いもなく寿々歌だ
オレの好きな人、寿々歌だ。
「今日の朝、嘉惟人と一緒に来たのは崚行の好みのタイプとかどんな告白したら喜ぶとかそーいうの全部聞いてた!
でも、崚行モテモテやしうちなんか近くにいていいんかなって思う時もあって…
それでもツンデレで、でも優しくて…
そんな崚行がずっと大好きやねん!」
「寿々歌っ…」
今すぐ階段の一番上に行って気持ちを伝えたかった
どんな方法でもいい、鈍感な寿々歌がわかる方法で
ギュッ
「崚、、行、?」
「オレも。オレも、寿々歌が大好きや!
嘉惟人と一緒に来た時めっちゃ嫉妬したから
オレがモテモテって言ったけど寿々歌の方が100倍モテてるからな」
「うそ…」
「嘘つく必要あるか?」
オレの胸の中で顔を真っ赤にしてるお姫様に一つだけ忠告
「寿々歌、」
「ん?」
「オレ、嫉妬深いから」
チュッ
「ンッ///うん//知ってる!うちが一番」
end♡...*゜
ヤキモチ系の短編連続投稿の序章的な感じです笑
次の話はこれに繋げて
それを終えたらリクエストをヤキモチと絡めて書きます!!
IT's a 幼なじみ
ありがたい事にアリーナツアーで忙しくなって、しょーちゃんとのことを思い出したり、他人のことなんて構ってる余裕もない、そんな日が続いた。
「相葉さん、また痩せた?」
「うん。頑張って絞ってるよ?」
心配そうな顔のニノ。
「ちゃんと先生と相談して、ご飯とか調整してんだって!」
「ほんとに、そう?」
「やだなぁ、ニノちゃん!そんなに俺のことが心配なのー?!」
小柄な背中を抱え込んで頭をわしゃわしゃ撫でてやった。
こういう時、厄介なんだよね。
「これ、見た?」
渡されたのはゴシップ誌。
「なに?」
「その人、翔やんのカノジョ、だよね?」
表紙にデカデカと書かれた文字。
人気若手俳優との恋?
ふぅん、相変わらずよろしくやってんだ。
「知らないよ。なんで俺にそんなこと聞くの?」
ぽいって、雑誌を机の上に放り投げた。
『あのヒト、全然使えないの』
カノジョの勝ち誇った笑顔がまた脳裏を掠める。
思い出したく、ないのに。
引きずられて思い出す、しょーちゃんの、熱。
「もしそうだったとしても、別れたんだろ?どう見たってカノジョ、しょーちゃんと釣り合わないじゃん」
鼻で笑う俺を、薄茶の瞳が窺うように見上げる。
「橘くんとキスしたのも、そのため?」
「……は?」
…なんでニノが泣きそうな顔、してんの?
「なんで橘くんがでてくんの?口説かれてキスされたけど、それとしょーちゃんのカノジョと何の関係があんの?
まさかニノちゃん…カノジョのこと狙ってたの?」
「なっ……」
ニノが口を開きかけた時、ドアの向こうでスタッフに挨拶をするしょーちゃんの声が聞こえて、ニノがものすごい速さで雑誌をカバンの中にしまって、俺はイヤホンを耳に突っ込んだ。
「余計な事言って、ごめん」
音楽が始まる直前に聞こえたニノの声は、聞こえなかったことに、した。