幼なじみ 明日のために、いま始めよう。
大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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「さとちゃん。」
隣の家の、3つ年下のかず。
産まれた時から知ってる、女の子みたいに可愛いかず。
さとしお兄ちゃんって言えなくて、さとちゃんって俺を呼ぶんだ。
かずは、砂糖菓子みたいに甘くて、ふわふわしてて、なのに凛々しくて可愛い男の子だった。
俺の家は、父さんと母さんと姉ちゃんと俺の4人家族。かずの家もおんなじ家族構成で、ただ、年が違うだけだった。
かずの姉ちゃんの優は、俺のひとつ年下で、俺の姉ちゃんの文(ふみ)は、俺のふたつ年上。姉同士、弟同士が3つ違いでそれぞれ仲良くしてた。かずは、やっぱりふみちゃんとは言えず、ふーちゃんって呼んでた。
かずも可愛い顔してたけど、姉ちゃんの優も良く似てて、美人だった。ただ、中身はさっぱりしてるを通り越して、若干がさつな男子の様で、姉御肌のうちの姉ちゃんと気が合ってていつも一緒にいた。
そんな優とは対照的に、かずは優しくて、
誰かと意見が食い違ったら、自分がひくような子だったから、俺はいつも、かずのそばにいた。なんか嫌なことされないか心配で。
結果から言えば、そんな心配は必要なくて。ある時、突き飛ばされたかずが、大きな声は出さず、ポロっとあの茶色い瞳から涙を溢した。そのあまりの可愛いさに、突き飛ばした本人が泣きそうな顔して謝って、それ以来、かずを守るようになったから。
そいつは、かずがあんまり可愛いから、本当は天使なんじゃないかと思ったと。突き飛ばしたら、天使の羽根が出るんじゃないかと思ったからやったんだと、後から言っていた。当時3歳。まあ、わかんなくもないなぁ。あの頃、本当に天使みたいだったから。
話してみたら良いやつで、かずと同い年の、そいつ... 雅紀は、俺達の
幼なじみになった。
俺とかずは、空を見るのが好きだった。
ひこうき雲を見ては、いつかあの雲の続く先に行こうって話した。
タンポポの季節は、綿毛を探しては摘んで、ふーっと吹いて、走って綿毛を追いかけた。
四つ葉のクローバーを探しては、見つからないねって笑いあった。
俺の思い出の中にはかずがいっぱいで、忘れる事なんか出来ずに、時々、思い出しては、胸がしめつけられるような気持ちを、抱きしめてた。
共感覚のことを考えると幼なじみについて認めざるを得ない俺がいる
最近ブログをサボってました。ごめんなさい。映画を死ぬほど見てました。ごめんなさい。一日何本も見てました。最高に幸せでした...!!!
ところで最近「この映画知ってますか?」と色々な映画を紹介されます。中にはあまり見ないジャンルの作品もあり、機会があれば見てみよう!と思うのですが...「SAW知ってますか!?」「マーターズわかります?」「戦場のピアニストおすすめです。」な〜んて方がちらほらいて声を大にして「知らないわけないだろ!!!!!」と叫びそうになります。人生の唯一の楽しみ、それが映画を見る事。そんな私です。タイタニックをおすすめされた時はもはや不惜身命でした。
ではそろそろ映画の話をしましょう!今回は「性」をテーマにした作品を紹介していきます。
映画の世界へようこそ。
「ニンフォマニアック」
あらすじ/
幼少時から自分の性器を意識していたジョー(シャルロット・ゲンズブール)は、15歳の時にバイク好きの青年ジェローム(シャイア・ラブーフ)に処女を奪われる。2年後、彼女は幼なじみのB(ソフィ・ケネディ・クラーク)と共に挑発的な服装で列車に乗り込んでは、男性を誘惑しては関係を持つゲームに興じるなど、過激で奔放な高校生活を送る。やがて印刷会社に就職したジョーは、そこでジェロームと再会。彼に恋心を抱くがほかの女性に奪われ、その反動から無数の男と体を重ねていくように……。
感想/ 長編作品です。言葉一つ一つが深みを帯びており、意味を考えれば考える程に重い。性欲、それはあなたも、そして私も持つ欲求の一つ。しかし主人公ジョーはそれが異常だった。それは不幸な事なのか?答えはNOではないでしょうか。この映画はセックスが原因で人生が狂った一人の女性の物語ですが、「セックスが原因で人生が狂う」これは誰にでも起こりうる事ではないかと私は思います。望まぬ妊娠をしてしまった、酒を飲んだ勢いで彼女以外の女性を抱き彼女を悲しませた、生涯を共にと誓ったパートナーがいるが別の誰かと体の関係にある、暴行され強引に犯され死ぬまで癒えない傷が心にある。これら全てもセックスが原因です。色情狂い、そう聞くと自分とは別の世界に生きる人間のように感じてしまうかもしれません。が、破滅の原因を辿れば、それはとても身近な自分も持つ“欲”で過程は違えど明日は我が身。後味の悪さも含めよく出来た作品です。性、について考え直すきっかけに是非。
「クロエ」
あらすじ/ キャサリン(ジュリアン・ムーア)は産婦人科医として成功し、大学教授の夫(リーアム・ニーソン)と息子(マックス・シエリオット)と平穏に暮らしていた。だが、ある日彼女は夫と教え子の浮気を疑い始め、何も手につかなくなる。彼女は偶然出会った美ぼうの娼婦(しょうふ)クロエ(アマンダ・セイフライド)に夫を誘惑してほしいともちかけ……。
感想/ 愛を試す、それは愚かな行為であり月9や少女漫画でない限り、いい結末は訪れません。美しい娼婦クロエと夫の愛を疑うキャサリン。どちらも愛に渇望した悲しい女性。クロエがキャサリンに抱いた幻想は「母親」だったのではないかと思うのです。母に対する愛情表現すらも知らなかった彼女のとった大胆で不器用な愛ゆえの行動は悲しい最後をもたらします。歪んだ愛、そんな一言では片付けられない作品でした。恋愛映画は苦手!官能映画もちょっと...という方もサスペンスとして鑑賞できる作品ですので是非ご覧ください。
「17歳」
あらすじ/ パリの名門高校に通うイザベル(マリーヌ・ヴァクト)は、バカンス先で出会ったドイツ人青年との初体験を終え、数日後に17歳の誕生日を迎える。パリに戻ったイザベルは、SNSを通じてさまざまな男性との密会を重ねるようになっていた。そんなある日、ホテルのベッドの上で初老の男ジョルジュ(ヨハン・レイゼン)が発作を起こしそのまま帰らぬ人となってしまう。イザベルはその場から逃げ……。
感想/ 冷徹で生々しい青春映画、です。売春婦に「なぜ体を売るのか」と聞いた時に「お金のため」と答える人と比例し「わからない」と答える人が多いそうです。私は前者ですが「体を売ったきっかけは?」と聞かれればわかりません。そもそもなぜ体を売ってはいけないのか、がわからないのです。少し前までソープ勤務の風俗嬢だった私がはじめて自分の体に値段をつけたのは義務教育を終えてすぐの事で、罪悪感は全くありませんでした。母親が娘の売春を知り「なぜこうなってしまったの」と悲しみに暮れ語りかけるシーンを見て、私まで「なんでだろう」と考え込み「売春婦!汚い!」と取り乱し手を上げ、それを悔いて泣いて謝るシーンでは“体を売る”それがいかに世間一般からすれば異常なのか、を再認識させられました。この作品を纏う上品な音楽と儚く美しい主人公、そして主人公を愛した客の一人であった男性の死。全体を通し終始切なく悲しい表情のイザベル。母親の服を借り真っ赤な口紅を塗りホテルへと向かう17歳の彼女と、学校で詩を朗読する17歳の彼女は同じ少女である。その変貌に驚くこと間違いなし。ホテルのベッドで事後に煙草を吸う姿があまりに美しく息を呑みました。私の中では非常に高評価を押せる作品です。是非一人でゆっくりとご鑑賞下さい。
「SHAME」
あらすじ/ ニューヨークに暮らすビジネスマンのブランドン(マイケル・ファスベンダー)は、プライベートのすべてをセックスに費やしているほどのセックス中毒状態。そんなある日、ブランドンのアパートに妹のシシー(キャリー・マリガン)が転がりこんでくる。恋愛依存症でリストカット癖のあるシシーとの生活で、二人は激しくぶつかるようになり……。
感想/ タイトルのシェイムは“恥”や“罪悪感”を意味します。公式ホームページのキャッチコピーは「愛なら、毎晩ティッシュにくるんで捨てている」セックス依存症のブランドン、PCにはアダルト動画が溢れかえり会社のトイレでもオナニーをしてしまう、ブランドンに好意を持つ同僚もいる。だがいざデートをすればブランドンの言動全てから不器用さが滲み、体を重ねようとすると体が反応せず愛することができない。そのシーンはあまりにも切なく絶望的で印象深いです。きっと過去にも同じような事が幾度となくあったのだろう、と彼の苦悩が容易に想像できました。彼にとっての自慰行為は自傷行為であり、精神を安定させる為の一つの手段。なぜ彼がそうなったのか、妹との関係がそうさせた事は明確には描かれませんでしたが伝わってきました。彼が自分の過去や現在、そして生き方を恥じている、それを感じた時に胸が痛みます。歌手である妹が歌う曲を耳にし涙した姿、電話で恋人を必死に引き留める妹の声を聞く表情、妹の傷だらけの手首を悲しそうに抑えたその時の心情、それは兄としてなのか。それとも一人の男としてなのか。最初から最後まで切ない作品です。「僕は妹に恋をする」という少女漫画が昔好きでした。その漫画の結末はハッピーエンドで、兄妹の愛は報われます。しかしそれは少女漫画だからである、この映画を見てその漫画を久しぶりに思い出し、より一層悲しくなりました。
「LOVE」
あらすじ/ 年若い妻オミ(クララ・クリスタン)とベッドに横たわっていたマーフィー(カール・グルスマン)は、1月1日の早朝に電話の音で起こされる。メッセージを聞くと、かつての恋人エレクトラ(アオミ・ムヨック)の母親の切実な伝言が残っていた。彼女は音信が途絶えた娘の行方を心配しており……。
感想/ メンヘラ、という言葉を頻繁に聞きます。都合よく自分をメンヘラと呼ぶ女性を見る度に「何言ってんだか」と思ってしまう私ですが本当の意味で精神を病み、歪んだ恋愛において傷つき、それでも愛を求めた人間がとる行動がよくわかるのがこの映画です。ドラッグに手を出した救いようのない人間の映画、序盤ではそう感じるかもしれません。私も主人公の自己中心的な思考回路や未練がましい姿に苛立ちを覚えました。が、物語が進むにつれどんどん引き込まれラストは言葉が出なかったです。この映画に出てくる男女は、ただ、幸せになりたかった、それだけなのだと気付かされた時に感想がガラッと変わります。若さは狂気である、そして子供に罪はない、そんな言葉が浮かびました。なんだこの映画...つまらん...と中盤までは思うかもしれません。それでも見て欲しいと私は思う作品の一つです。
「レクイエム・フォー・ドリーム」
あらすじ/ コニー・アイランドの寂れた海岸。古いアパートに住む孤独な未亡人サラは、ある日、大好きなTVのクイズ番組から出演依頼の電話を受け、ダイエットを決意する。一方その一人息子ハリーと恋人マリオンのもとに、友人のタイロンが麻薬密売の話を持ちかける。一時はそれぞれに人生がうまく回り始めたかに思えたのだが……。
感想/ ドラッグ、セックス、売春、ダイエット、ホラー映画よりも恐ろしい映画です。後味の悪さが有名ですね。絶対に人生の教訓として見るべき作品です。学生に授業の一環として見せるのもありなんじゃないか?と思うほどに。「渇き」なんかもそうなのですが数多くの映画がドラッグをカッコイイもの、として撮りすぎだと思うのです。渇き、が学割対象だと知った時の私はPTAにでもなったかのようでした。有り得ないだろ、これを見て何を若い人は思うんだ、と。少なくとも「薬物はよくない」ではないでしょう。幸せを掴もうと踠き、心の弱さからドラッグを手に取り破滅していく登場人物の姿はおぞましく悲しい。こわーい!なんて映画ではありません。恐ろしい。昔「覚醒剤をやめますか?人間をやめますか?」というCMがありました。まさにその通りです。にしても、若者三人は正直、自業自得だよとしか言えないのですが一人の母親に対しては何も言えません。痩せたい、細くなりたい、それは女性の誰もが持つ願望です。性、というよりはドラッグメインの作品ですが性についても僅かながら触れており衝撃的な映画であることは間違いないのでご鑑賞下さい。見てない方は是非、ではなく必ず見て下さい。若い方こそ見て下さい。
久しぶりのブログでつい長くなってしまいました。今回のラインナップは如何でしょうか?明日はまとめて二件更新する予定です。下書きに保存していたアニメと本のお話をやっと公開できます!!!!!
では、おやすみなさい。また明日!