















「幼なじみ」の日記まとめ
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愛佳side
誰かに抱きしめられて、私は、眠った。久しぶりに感じた人の体温は、暖かくて、そして、心が苦しくなった。
私にはもう、家族なんて居ない。家族からの温もりは、一生感じられない。
その事実を突きつけられた。
悲しい、寂しい、寒い、こんな気持ちばかりだ。
これも、全部私と私の家族を殺したあいつのせいだ。私があの時、もっと早く帰っていれば、私は、死ねた。家族と一緒にいれた。
あいつが生まれてさえ、居なければ。私たちの所に来なければ。私たちは、幸せに生きていられた。
「お姉ちゃん!」
「愛佳。」
「愛佳。」
人が人を忘れる順番は、最初は声、次に顔を、そして最後が思い出。
もう私は、私を呼んでくれた家族の声を思い出せない。
悲しい、寂しい、寒い。
起きなきゃ。早く起きて、確認しなきゃダメだ。声は失ったけど、顔と思い出は、覚えている。
あいつの事も、不快な笑み、仕草すべて覚えている。私は、あいつに復讐をしなきゃ、生きている意味なんてない。
段々、意識が現実に戻っていく。幼なじみが2人で言い合いをしている。右手が微かに暖かい。この手を握ってくれているのは、誰?
「ん…ねる?」
「愛佳!大丈夫?」
「うん、大丈夫。」
ねるが涙目で私の方に来た。本当に心配してくれたんだ。口では、素直に言えないから、ねるの頭を左手で撫でた。頭を撫でられているねるは、嬉しそうで、犬みたい。
すると、右手からずっと感じていた温もりが離された。そう言えば、私の手をずっと握っていてくれたのは、誰?抱きしめてくれたのは?
そんな疑問が今更出てきて、横を見てみると、渡邉さんが保健室から出ていこうとしていた。あぁ、私を抱きしめてくれて、ずっと右手を握っていてくれたのは、渡邉さんだったんだ。
お礼をいわなきゃ。
「理佐、ありがとね。」
「どういたしまして、じゃぁね、志田さん。」
ニコッと微笑んで理佐が出ていった。
「愛佳ー、大丈夫?」
「うん、織田もありがと。」
「いいよー、ていうか、理佐のこと今理佐呼びしてたよね?」
「してた?」
無意識だった。私は、無意識のうちに渡邉さん、理佐に気を許していたんだ。
「友梨奈と似てる?」
「似てるかもしれないね、顔とか性格とか。だけど、友梨奈とは別人だよ。」
「そっかー!」
織田奈那は嬉しそうに保健室から出て行った。なんで嬉しそうなんだろ。意味わかんない。
「愛佳本当に大丈夫?」
「大丈夫だよ、ありがと、ねる。ちょっと疲れたから、また寝るね。」
「うん、おやすみ。」
右手に残る微かな温もりを大切にしながら、私は、再び眠った。
こんばんは
最近、手紙を書いたりもらったりした?
(アメーバさんの質問より)↑
今年は 私から年賀状を
出せない立場でした。
そのことを知った 小1からの幼なじみは
現在 名古屋に住んでおりますが
(関東から中二の時にお引越し)
1月から 毎月 お手紙をくれます。
1月に届いたお手紙には
ムーミンママの切手が貼られていました。
友人の優しい気持ちに
胸の奥がキュっとなりました。
小学生の頃の思い出や
今 興味のある事など
楽しい話題で心和みます。
彼女の飼っているネコさんの
写真シールを貼ってくれてあったり
彼女の あたたかな心を
感じるお手紙です♡
Vicente Amigo - Tres Notas Para Decir Te Quiero 今夜の1曲
おやすみなさい
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